起立性調節障害 13歳 男
前述の病名を訴えて来所しました。
9ヶ月間不登校であるとのことでした。
この症状のある方は、中学1年、 2年生位の身長が急に伸びる時に発症するようです。また胸郭が非常に薄く、筋肉量が少なく、 弱々しく感じます。
考察
成長期に発症するということは、 骨を形成するために
必要な成分としてのカルシウムとコラーゲン不足です
コラーゲンはタンパク質、 ビタミンC と鉄からできて
おります。
1960年代頃より調理器具が鉄から ステンレス 、アル
ミニウム、 テフロン加工したものに移り変わってきて
鉄が不足してきており、 日本人の多くが鉄不足による
体調不良が訴えられております。
成長期に必要な鉄不足が原因であると思われます この
鉄が骨形成に使われるため血液中の鉄が奪われて貧血
の状態になることが考えられます。
筋肉と自律神経の関与
筋肉が弱いため起立時、第二の心臓と言われている下
腿部にある ヒラメ筋と血管の収縮が充分に作用しない
ために血液は起立時に下降してしまって起立性貧血に
なります。
又、 それに対応する自律神経の働きが鈍くなっている
ために起こります。
治療法としては血圧をコントロールしている頸動脈辺
りの散針と頚椎のカイロプラクティック アジャストメ
ントで即座に良くなります。
所要時間は5分以内位です。 5回ぐらいの施術で改善
しております。
又、生活習慣として鉄を補うためのタンニン鉄を摂取
することをおすすめします。鉄釘を 緑茶、紅茶、コー
ヒー、ハーブティーのようなタンニンを含有している
お茶に漬けておいたもので、鉄不足を補うと良いで
しょう。