令和5年3月5日
15:00~17:00
於 全日本柔整師協会
今回は受講者の質問を中心に講義させて頂きました。
20代の方の質問の一つに、同年代の人と自分を較べてしまい、今の自分はこのままで良いのであろうかと焦燥が出て来て不安になってしまうというものでした。彼は鍼灸柔道整復師の免許を既に取得していて、病院に勤めているとの事でした。ここで問題なのは、世間体とか同年代の人との比較をするという事が大きな問題点であると思います。人には夫々の夢があり、歩む道があり、千差万別の人生があるという事、今、幸せそうであっても明日の事は分からない、一寸先は闇であると云うように云われる所以がこれであります。卑近な例として揚げさせて頂くと、2月28日に大川隆法氏が心筋梗塞で1人部屋の中で死亡していたというニュースが飛び込んで参りました。
私は彼の思想信条が好きで「リバティー」という月刊誌を購読しておりました。
彼は幸福の科学の総裁であり、3100冊の本を執筆し、年収7億円と云われております。
又、教団の資産は2000億円とも云われており、信者数は1100万人と云われております。
学歴は東大の法学部を出て、自らをエルカンターレ(宇宙神)と称しておりました。
以上のような事を知ると何にも云いようのない人物のように思えますが、突如66才の若さで急逝してしまいました。5人の中の4人の子供との壮烈な軋轢があり、長男とは4件の件で、裁判で係争中であるとの事です。このように見てみると外観だけでは人の幸、不幸は分からないという事でしょう。幸、不幸は心が決めるものだと思います。
物が沢山あって悩んでいる人、物がなくて悩んでいる人
物がたくさんあって豊かでいる人、物がなくても清貧を楽しんでいる人
これ等は全て心が決める事であると知るべきであります。その心は他者と比べるものではないという事です。何時死ぬか、何時失うか、又、何時与えられるか、生殺与奪は神のみぞ知るという事では無いでしょうか。唯一つ云える事は今があるという事です。即ち、今を生きる。一所懸命に生きる。この姿勢こそが未来を拓き、素晴らしい過去を残していくのではないでしょうか。マインドフルネスの最も重要視する処の「今を生きる」事に専念する事が肝要であると思います。他者が気になるという事は雑念、煩悩の結果と見て、煩悩をクリーニングしましょう。瞑想するとそのような事は軽減されていくか、雲散霧消されていきます。
自分の信じた道を唯一筋歩んでいけばよいと思います。
以上のような事を色々な事例を引用しながら話させて頂きました。
• 万ず相談受けたまわっています。何んなりとお尋ね下さい。(無料)
次回 日時 令和5年4月2日(第1日曜日) 14:30~
場所 全日本柔整師協会
神戸市中央区中山手通5-1-1 神戸山手大木ビル 6F
参加費 無料
どなたでも御参加頂けます
要予約 神戸東洋医学センター
TEL 078-371-3203 FAX 078-371-1313