2012.09.03更新

前立腺癌、前立腺肥大、
白内障、首・背部の凝り
首回旋不良、
左上肢挙上不全        男性      66才

前述の諸病名、諸症状を訴えて来所した

前立腺肥大は4年位前より発症、そして前立腺癌も発症した。
白内障は4年位前に手術したとの事でした。
首筋、背中の痛みは3年位前からあるとの事。
首は左右に向く事は困難であった。
左上肢は前方へ45°位しか挙がらない状態であった。
3才の時鎖骨骨折をし、歪んだまま治療した為、その時より実に
63年間拳上不全であるとの事でした。
一番辛いのは夜中に尿が出難いという事で、
時には緊急入院することもあるとの事です。
しかし、昼間はよく出るとの事でした。

以上のような事でありましたが
① 首、背部の凝り ②首回旋不良 ③左上肢拳上不全にあっては
第1頚椎が左へ異常に変位していたので、
左から右へスラストをすると不思議にも ① ② ③ の異常は即座に緩解しました。

前立腺癌の腫瘍マーカー PSA値は10. 8でした。
前立腺癌があれば前立腺肥大の手術は出来ないとの事であったので
鍼と温熱治療に専念する事にしました。
鍼は上髎次髎に灸頭鍼を施しました。
治療を施したその夜から尿の出が良くなり、
夜起きる回数も減り、睡眠障害に陥る事も無くなったとの事でした。
  
  23/12/14,17,20,26
  24/ 1/ 4,13

上記の治療を6回施しました。
その後、遠赤外線温熱治療を下記のように7回施しました。
 
  24/1/16,21,28,31
  24/2/15,21,25

計13回の治療で腫瘍マーカーである PSA値は
順調に減少し正常値である4.0まで下がりました。
癌が治ったという事で、念願の前立腺肥大の手術をし
成功したとの報告を受けました。

コメント
 温熱治療をその後も継続しておれば前立腺肥大の
手術をしなくても治癒したと思います。


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投稿者: 神戸東洋医学センター

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